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バチ抜けについて
これから本格的な「バチ抜け」シーズンに突入ということで、ちょっと「バチ抜け」について書いてみたいと思います。
「バチ抜け」とは、これはゴカイ(ゴカイとは浅い海の泥の中にいる細長い生物で、よく釣りの餌に使われる)が産卵のために、川底の穴から一斉に抜け出して水面に浮上して、下げ潮に乗りながら下っていき、産卵する現象をいいます。
見たことがない人は、想像がつかないと思いますが水面一面に「にょろにょろ」と細長い生物が漂う光景です。
現象については、なんとなく解ったと思います。では何時?何処で?起こるのか?ご説明します。
Q 何時?
関東では毎年12月から5月の間に多くの場所で見られます。関西などでは、2月から5月ぐらいと言われているので地域により時期には違いがあります。
時間帯は、夜に起こります。夜といっても比較的暗くなってから早い時間帯が大規模に発生すると思います。
Q 何処で?
時期によっても違いがありますが、ポイントは3つあります。
「地面が砂地」であること。バチの生息地は、「砂地」なので。
河口域であること。河口が絡んだ場所にバチの生息地があるからです。
遅い流れと速い流れが絡んでいるところ。
「地面が砂地」といっても、なかなか見た目では解らないと思います。ここで簡単に見分ける方法をご説明します。
ポイントは、餌釣りなどで「ハゼ」が釣れるかどうか?です。ハゼの生息地とバチの生息地は同じだからです。
次にもっと解りやすい見た目の違いは、足場に貝殻が付着しているか?です。足場に貝殻が着いているということは、水に栄養分が含まれる・水に流れがあるなどのことを教えてくれます。
ポイントを頭に入れて、これからシーズンを迎える「バチ」を探してみてはどうでしょうか?
次回は、「バチ抜けでの釣り方」について書いてみたいと思います。
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