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ラインの違いを知ってみよう!
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ラインの違いを知ってみよう!


投稿日付:2006-07-24 23:57:36

今回の「初心者から読む釣りコラム」は、ラインの違いを知ってみよう!です。

釣り糸(ライン)と一言で言っても、各メーカーから色々な種類が発売されています。

店頭では、色々なラインが並んでいて「どれがいいのかな?」と結構悩んだりしますよね。

今回は、釣り糸(ライン)についての説明と実験を行ってみたいと思います。

  • 釣り糸(ライン)の素材は基本的に3種類あるよ

 
 釣り糸(ライン)の素材は基本的に3種類あります。各素材の基本的な性質をご説明します。

ナイロン

 しなやかでいろいろな種類の釣りに使うことができる。 柔軟性があるため扱いやすく、リールへの収まりが良く、道糸によく使われる。 また、他の種類の糸に比べて伸び率かあるため、クッションの役割もする。 比較的扱いやすいため、初心者から玄人まで幅広く使える。

フロロカーボン

 表面が硬く耐摩耗性に優れているため、傷がつきにくく根ズレに強くハリスなどに使われる場合が多い。 また、伸び率がある程度あるもののナイロンより低いため感度が良い。 しかし、糸自身が硬いためリールなどに巻くとなじみにくく、糸フケの原因になりやすい。

PE

 細い糸を何本も撚って作られた撚(よ)り糸。 直線引張強度はナイロンの2.5倍の強度がある。 また、伸びが全くないため感度は非常に良く、海の船釣りなどでよく使われる。 しかし、表面が滑りやすいため、結節強度が弱く糸を結ぶ際にはナイロンやフロロカーボンとは違う結び方をする必要がある。 撚り糸であるためスレや摩擦で細い1本1本が切れるとそこから切れやすくなる。

どうですか?基本的なことはこれで分かったと思います。一般的に使われている「釣り糸」はナイロン素材の物が多いですから、いままで気にしていない人は、多分ナイロン素材の釣り糸を使っていると思いますよ!

■[実験1]素材の違いによる摩擦強度実験

ここで、実際に素材の違いによる摩擦強度の実験を行ってみたいと思います。果たして、特性の違いは出るのでしょうか??

  • 今回用意した3種類のライン

今回用意したラインは、すべて20ポンドです。

  • 実験方法は、紙ヤスリでラインを擦る

今回の実験方法は、紙ヤスリでラインを擦ります。岩や貝などにラインが擦れるイメージでの実験です。ラインが切れるまで繰り返し擦り、その回数を数えて実験します。3回ずつ計測し、測定します。

紙ヤスリにラインを擦ります。

  • 気になる摩擦の実験結果は・・
ライン素材 1回目 2回目 3回目
ナイロン 70回 67回 65回
フロロ 125 110 119
PE 4回 3回 3回

実験は、フロロが一番摩擦に強いですね。2番目がナイロンです。ここまでは、予想していた結果になりましたが、PEラインは非常に摩擦に弱いことが分かりました。PEラインには、リーダーをつける理由がここにあります。PEラインは、何度も試したのですが本当に簡単に切れます。20ポンドなんですけどね。

注意:今回の実験では、上記の結果になりましたが、あくまでも参考値です。

■[実験2]素材の違いによる伸縮実験

次の実験は、「素材の違いによる伸縮実験」です。ラインに重さがかかった時に、ラインがどのぐらい延びるか実験します。

今回使用するラインは、1回目の実験と同じメーカーの物を利用します。

  • 実験方法は、1メートルのラインに900グラム加重する

実験方法は、1メートルに切ったラインに900グラム加重し、加重した状態のラインの長さを測ります。

ペットボトルに水を入れて900gのオモリを作成。

ペットボトルに水を入れて900g

1メートルに切ったラインにオモリをつけて測定

1メートルに切ったラインに900グラム加重

  • 気になる摩擦の実験結果は・・
ライン素材 加重後
ナイロン 102cm
フロロ 101cm
PE 100cm

結果は、ナイロンが一番伸びています。1メートルで2センチ伸びていますね。次がフロロの1センチ。PEラインはまったく伸びがありませんでした。
ナイロンが1メートルで2センチ伸びてるということは、10メートル先だと20センチ伸びるという計算になります。ナイロンは「アタリがとりにくい」といわれる原因はここにありますね。20センチ以上動かさないと、しっかりしたフッキングも出来ないってことになりますね。

注意:今回の実験では、上記の結果になりましたが、あくまでも参考値です。

■最後に総合的な感想

今回の実験で、素材による特性の違いがはっきり分かってきました。今回の実験で感じたことは、ライン選びで一番大切なことは、釣り場や魚種にあったラインをセレクトすることです。決してラインの値段や売り文句で決めるのではなく、状況にあったラインを選んだり、ラインシステムを作ることによって、長所を上手く引き出せることが大切なようです。一番分かりやすいのは、3種類のラインを一度使ってみることですね。ここから自分にあったラインが見つかると思います。

今回のラインの詳しい情報は…(ここからリンクは携帯電話では見れません)



サンライン スーパーFCスナイパー
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●リールへの順応性に優れ、より細く、より高感度に新化したフロロライン。
●吸水性が低く、水中での強度劣化が少なく耐久性抜群、高比重ライン。

サンライン ソルトウォータースペシャル FCロック
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●ソフトフロロカーボンのためバックラッシュが少なく、ロックフィッシュ用の軽量 ルアーをより自然に、より快適に使用することが可能です。
●高感度・低伸度設計により、わずかなアタリも逃さず確実にキャッチできます。
●トリプルレジンプロセッシング加工によりキャスト性が良く、ノットもスムーズに完成できる高強力ラインです。

バークレー ファイヤーライン
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●ラインに張りのあるファイヤーラインでライントラブル激減。
●摩擦の少ないファイヤーラインで飛距離アップ。
●風をはらまないファイヤーラインで糸ふけ激減。
●同じ強度でラインの太さはおよそ半分!。
●耐摩耗性はPEラインのなんと8倍以上あります。(バークレー社比)
●強度はPEラインの1.35~1.86倍(同径での比較)、フロロカーボンの2倍以上あります。(バークレー社比)


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