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シリコンを超える?ルアーのマテリアルを変化させるラバーコーティングカスタム
今回、ご紹介するのは「ルアーのマテリアルを変化させるカスタム方法」です。
「マテリアル??」って思った方も多いかもしれません。
通常、ハードルアーの場合ルアーの素材は「プラスチック」や「金属」で作られているケースがほとんどです。
最近は、「シリテンバイブ」などの「シリコン製」も登場しています。
ルアーが目指す方向性は、皆さんが想像する通り「本物」に近づけること。
その中でも、「本物」だけど「アピール」するという一見反対方向の要素も織り込まなとニーズに合わなくなってきました。
結局、突き詰めてくと「買える値段で作れない」となってしまいメーカーは製造できません。
そこで、「アピール」はそのままに「本物」に近づけるカスタム「ラバーコーティングカスタム」をご紹介します。
下記の記事で、「ミニエントカスタムしてます」というのは、この「ラバーコーティングカスタム」のことです。
2018春→初夏シーズンの河川シーバス攻略。キーワードは、風とブレイク。 | 快釣スタイル釣行記
2018春→初夏シーズンの河川シーバス攻略。キーワードは、風とブレイク。で釣れる魚を狙う釣行記です。
本物に近づける「ラバーコーティングカスタム」の目的とは
このカスタムについて、簡単に説明すると「ハードルアー」を「ラバーコーティング」するカスタムです。
実際、ルアーのマテリアルと本物の魚の皮膚は、似ても似つかない代物です。
その似ても似つかない部分を、ラバーで覆い自然な水切りをするルアーに変身させようというわけです。
ルアーの「色」・「音」・「泳ぎ」は、変化を与えずそのまま維持できるのもこのカスタムの特徴。
その結果、ルアーに反応する魚を増やそうというわけです。
しかも、気に入らなければ元に戻せます。(剥がすだけ)これが「ラバーコーティング」の凄いところ。
用意するもの
・AZ ラバーペイント 油性 クリア
これ一本でカスタムできます。
クリアラバー(透明)なので、カスタム後も色などに変化はないです。しかも、元に戻せます。
実際にカスタム
今回は、「ダイワ ミニエント」を使ってラバーコーティングをしてみます。
下記がカスタム手順になります。
1.ルアーのフックを取り外します。
2.ルアーを中性洗剤でよく洗います。
3.よく乾燥させます。
4.ルアーに「AZ ラバーペイント 油性 クリア」を吹きかけます。(少量で大丈夫です)
5.乾燥するまで待ちます。(10分ぐらい)
6.再度ルアーに「AZ ラバーペイント 油性 クリア」を吹きかけます。(少量で大丈夫です)。
7.完全に乾燥させます。(4時間)
これでラバーカスタムの出来上がり。非常に簡単で、大量に作れます。
今回は「ダイワ ミニエント」でしたがメタル系バイブレーションなども、かなりオススメ。
ラバーコーティングは、塗装と違ってルアー表面に膜を作ります。なので、気に入らなければ指でラバーを剥がすこともできます。
気になる耐久性ですが、普通に水につけてもはがれることはないです。
しかも、このコーティングによって表面に傷がつきにくくなります。
橋脚部での釣りや、ショアジギングでのジグの保護にも役立ちますよ。
また、ジグヘッドやシンカーのコーティングもナチュラル度が上がり、オススメ。
総評
ハードプラグでワームのようなナチュラルテイストをプラスできるラバーカスタムは、超オススメです。
実際フィールドでは、ルアーの目の前まで追いかけてきた魚が直前で見切るケースも少なからず繰り広げられてます。
その数センチの戦いに勝利するためにも、細かなカスタムですが違いが出てくると思います。
メーカーでは難しいことでも、個人のアイデアでまかなえる部分も多いので、一度試してみてもいいかもしれません。
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