嗚呼、奥深く罪深きはロックフィッシュかな、の巻
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試作中の「ネコフラッシュ!」をどうしても早く試したく、バッドコンディションとは知りながら出掛けたそのパパ。案の定と言うかM部長を誘わなかったツケが回ったか、状況は底荒れが酷く、ネコはフラッシュJのみならずフリックシェイク、カットテールのド定番も全滅。
フラッシュJフラット3.5SWのテキサススイミングで、
ようやく坊さんは回避し、結果数を揃えることは出来たものの散々な夜でした。
海は優しく、時として無慈悲だ。
オールマイティーなロックフィッシュの方程式はあるのか。
釣れない時ほど思索が頭を駆け巡ります。
そもそもそのパパと釣りとの出会いは意外に遅いものでした。
入社当時に研修に飽きた同期の仲間で千葉の白浜へ旅行に行った際、近くの漁港で鯵のサビキ釣りをしたのが初めての釣りでした。その時は何故だかそのパパの竿にだけ鯵が集まり一人だけ良い思いをしてしまい、その時、自分は魚に好かれているんだという思いを感じたのが間違いの始まりだったと今さらながら思います。
魚に好かれているという人は存在すると思います。長年釣りをしていると多くの釣り人との出会いがあり、その中でこの人は持っているという人が何人もいました。中でも最強の「魚に好かれる人」は意外にそのパパの身近にいるのですが、本人は釣りにあまり興味がないらしく好んで釣りに行きません。でも誘って一緒に釣りに行くと他の誰よりも釣ります。釣りガールデビューさせたいのですが残念なことです。
北海道に配属になったそのパパはお得意先に誘われて釣り会に入会しました。先輩達の指導の匠さもあってか腕はメキメキ上昇し、入会2年目の初戦で初優勝をしました。その釣り会が発足して以来の高得点と言うオマケ付きでした。以後そのパパは北海道スタイルの投げ釣り、イカゴロ、コマセを大量に使ったスタイルに完全に嵌まり込み、スポーツ新聞に写真や名前が良く載るようにもなりました。トロフィーや楯などの置き場に困るほど上位入賞しまくりました。
しかし北海道スタイルのイカゴロ、コマセの釣りは漁に近いもので、釣れるときには20?、30?もの魚が釣れるのですがゲーム性に欠け、そのパパの投げ釣りはL型天秤の誘導仕掛けで超遠投というスタイルに徐々に変わり、ゲーム性を探求するという方向性に転換していきました。それでも釣り会では上位入賞を続けました。
その頃です。釣具屋さんで見慣れぬ物を発見したのが。
マルキューさんが初めて出したソルトウォーター用のワームシリーズ「エコギア」です。20年位前の話です。一体何だろうと思いつつ買ってみて、ジグヘッドリグで岩内港で試してみたら、ホッケが馬鹿釣れでした。そのパパのロックフィッシュ(当時はそんな言葉もありませんでしたが)の最初の魚はなんとホッケでした。更に釣れるホッケはことごとく餌釣りよりもデカい!これは嵌りました。アイナメも同じ。餌釣りよりも大きいアイナメがバカスカ釣れました。以後投げ釣りの道具は物置に放置、ルアーロッド(当時はトラウトロッド)とジグヘッドとワームいつも持ち歩きいろんな漁港を巡りました。その頃は魚がワームに全く擦れてなかったんですね、どこの港に行っても馬鹿釣れでした。特に礼文華の港や浜厚真の沖堤では40~50?のアブラコが入れ食いの天国のような思いをしました。その頃はフィッシングメジャーを持ち歩くという習慣がなかったので、アブラコの自己レコードは多分その頃出ていたと思うのですが、今となっては仕方のないことです。
とある全国版の釣り雑誌にワーム(今で言うところのパワースクイッドのデカいやつ)で船釣り(今で言うところのボートロック)をしていい釣果が上がっているという記事があって、早速知り合いの虻田の船頭さんに掛け合って貸切で虻田沖のポイントに入りクロソイ、マゾイ、シマゾイの40~50?を入れ食いしたこともありました。今思うと、恐らく北海道で初めてボートロックをしたのはその時のそのパパと一緒に行ったYさんだと思います。
エコギアに飽き足らなくなったそのパパは本州の友達に頼んでバス用のワームを買いあさりロックで使いまくりました。中でもよく釣れたのはゲーリーのフラグラブですね。そのパパの「ゲーリーの時代」です。
もう少し後になると今度はバークレーに嵌りました。写真はパワーワームの確か6”ですがこいつも良い思いをさせてくれました。
ラトルスネークなんかオールドファンにとっては堪らないでしょう。
で、15年ほど前に本州に転勤になりシーバス、フラット、ショアジギ、メバリングを楽しんで、北海道に帰省の度にロックに出かけてました。この頃ですかねロックフィッシュって言葉が出てきたのは。本州では近くにスモールで有名なリザーバーがありましたが何故かバスはあまり行きませんでした。数回程度ですかね。
で、8年ほど前にまた北海道に転勤になり、再度ロック熱が過熱し今に至るわけです。
その頃が巷で言うロック全盛期でしたかね。釣具屋さんにはロックフィッシュ関連製品が所狭しと並び、メーカーもロックフィッシュ関連製品を矢継ぎ早に出してきました。今はその熱が冷め一段落した感じですね。
そのパパのロックフィッシュスタイルも当時は1oz、3/4ozのシンカー使ってドボン、ガシガシとやってました。東北発祥のスタイルですね。今でも北海道のロックフィッシュのスタイルは東北のロックフィッシュを模倣しているだけで、北海道オリジナルのことって殆ど無いんですよね。船のヒラメ釣りではバケ、鮭釣りでは浮きルアーと新しいアイデアを生み出してきた北海道としては恥ずべきことですよね。
それと何故かな、北海道からは有名なロックフィッシュアングラーが育ちませんね。佐藤文紀さんやハンター塩津さんのような全国区のアングラーが北海道には今いない。近いと言えばミカケンさんかな。応援していかなきゃね。新しいメソッド、新しいスタイルを北海道から発信していく若いロックフィッシュアングラーさんをそのパパはこれからも応援していきます。
というそのパパはと言うと結構いつも新しいこと考えていて、試行錯誤繰り返していますがなかなかオールマイティな方程式には辿り着きません。ただ、バスフィッシングのメソッドを取り入れていくことはロックフィッシュの進歩に重要な意味を持つかなとは思っています(本州にいるときはバスやってなかったのにこんなこと言うのも変ですが・・・)。バスのマーケットはロックフィッシュよりも遥かに大きくアイテムもどんどん新しいものが出てくるからこれを活用しない手はないと考えてます。ワームにしても、リグにしても、新しいものが出たらどんどん取り入れて試していかなければと考えています。
いつまでも、
これだけじゃ、
これだけじゃダメだと思うんです。
いつも釣り具店に置いてあって入手が容易・・・。
それはそれで良いんだけどそれだけじゃ旧態依然、新しい路を切り開いて行くことは出来ないと思うんですよね。
なので、
とか、
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とか若い方々にこそ優秀なワームを使って欲しいです。優秀なワームを使い比べてみて実感を身に付けることが驚きにつながり、スキルの向上にもつながると思います。北海道でのワームの流通に関しては自分も少し思うことあって、店舗でワームを買うことは今は皆無に近いです。そのパパのワームの入手経路は殆どがヤフオク!か通販になっています。そうしないと理想を追うことが出来ない北海道の現状は何とか変わっていって欲しいのが実感ですが今すぐには難しいでしょうね。
休日に時間を持て余してずいぶん長々と書いてしましましたが、心の芯までロックフィッシュの虜になってしまったそのパパにお付き合い頂きありがとうございました。
でわでわ。
今年もそのパパは二つのメッセージを読者の皆さんに伝えていきます。
?フィールドでのライフジャケットの着用。
?必要以上の魚を持ち帰らない「キャッチ&リリース」
最低限のマナーを守りロックフィッシュを楽しみましょう。
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