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いつも教えてくれる釣り日記
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いつも教えてくれる


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投稿日付:16/11/21 18:33
「自分の作ったエサで喰わせ釣り上げる!」
これもまた魚釣りの醍醐味の一つ
釣れた時の”喜び”は単に魚が釣れたからというよりも、魚に「承認された」というようないわゆる合格の”ハン”をもらった気持ちになる。
自作の練り餌を作り続けて、これで”43””44”作目。
↓第43号[小麦粉・枝豆・水飴・etc]

↓第44号[小麦粉・サナギ粉・青海苔粉末・にんにく・etc]


↓最近よく使う起爆剤「X」

練り餌作りで重要視している”5箇条”がある。
・ネバリがある
・自重がある
・海中でほどよく溶ける
・強烈な匂い
・飲み込ませることができる


・ネバリがある~これは遠投時にハリ外れしないようにするため。パサパサでまとまりのないものだとハリが抜けやすい。ハリにまとわり着くようなベタベタしたガムのような質が理想。

・自重がある~練り餌に自重があればあるほど、大きさや形に幅広いバリエーションが生まれることになる。自重を稼ぐのにもっとも効果的なものが”水飴”。

・海中でほどよく溶ける~すぐ溶けてもダメ、時間がかかってもダメで、この”ほどよく”っていうのが抽象的表現で難しいところ。慣れると仕掛けを入れて流している時、この”溶ける””ハリにもう練り餌がない”ということが分かる。微妙なラインの挙動「張りが緩むような」に集中し探知することができればおおよその溶け具合がわかる。例えば、狙う範囲又は流す時間を100とする。海に投入した練り餌が101かけて溶ければいいことになる。50で溶ける練り餌で70のポイントに潜むチヌを狙っても釣れない。では、150もかけて溶けるような質ではどうか?それが次の”匂い”だ!!

・強烈な匂い~匂いを最大限に活かすには、前項で述べた「ほどよく溶ける」ことが大前提となる。溶けるということはこの”匂い”が拡散されチヌの嗅覚を刺激することになる。より”旨そう”と思わせるための匂いだ。溶けない練り餌は、言ってみれば旨みを閉じ込め隠したただの”浮遊物”に過ぎない。

・飲み込ませることができる~これは、練り餌自体の実力もある反面、釣り手側の仕掛けの流し方又は仕掛けに依存する場合が多い。練り餌の質の面で見れば「匂い・味・色」。
旨ければ旨いほどチヌの喉奥にガッチリ喰い込ますことができる。

自作練り餌は、計画し・作り・試す楽しさがある。
建物中に匂いが充満し、この世にこんな匂いがあるのか!?と悲惨な状況になることもしばしば(笑)。
真夏、ゴキの館になったこともある!!
今では良き笑い話だ!
既製品のエサで十分釣れるのだが、どうしてもこの「オリジナル」へのこだわりが出てくる!
自分の好きな魚が目にし・匂い・口にするものだけに、最高の練り餌を喰わせたい。
最愛のことに手を抜けないのは、どんなときでも同じことかもしれない。
偉大な自然の中の”魚”。
釣りを通して教え鍛えられているその”感謝”を、自作の練り餌に込めていきたいものだ。

魚釣りへの探求に”ゴール”はない。
人生の探求もまた ゴール はない。
止まれば錆びる。

動けば見える! 励めば表れる! 勝てば波及する!
小さな勝負に勝つことが、やがては大勝利に!!
歩む足を止めない限り、いつか必ず形勢は逆転する。

喋らない魚は、いつも教えてくれる。



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