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留萌西防波堤で今何が起こっているかを知って下さい。釣り日記
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留萌西防波堤で今何が起こっているかを知って下さい。


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投稿日付:16/05/21 21:54
 
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今日はそのパパらしくなく、タイトル通り、北海道留萌市の留萌西防波堤で今何が起こっているのかをお知り頂きたく文章をしたためています。


留萌西防波堤はクロソイのスポーニングポイントに近い位置にあり、プリスポーン(産卵間近の、※クロソイは卵胎生のため仔魚になるまで育ててから外部に放出する間近の)大型クロソイが釣れるポイントで有名なポイントです。また港から沖堤渡しまでの距離、時間も短くアクセスが比較的容易かつ大型個体が数釣り出来ることで人気のポイントです。


ロックフィッシャーの第一人者の一人でもある佐藤文紀プロも過去に当地を訪れており(記事はこちら )、また、別記事で佐藤プロのプリスポーン個体のリリースに関する丁寧な記述に感銘を覚えた記憶もございます。


プリスポーン個体は食欲も旺盛でルアー、餌への反応も良く、容易に数を釣れることが出来ます。

従って、ルアーゲームの対象としても、所謂お持ち帰りの対象としても非常に好まれるターゲットでした(プリスポーン個体は仔魚への栄養供給の為食味は非常に落ちるのですが、腹部が膨張(所謂「ハラパン」)のため一見見栄えも良く持ち帰った時に満足感が得られるのでしょうか・・・)。


留萌西防波堤はそういったことからロックフィッシャーにとっても浮き釣り師、投げ釣り師にとっても聖地的な存在でした。留萌西防波堤は全国的に見ても貴重な超一級ポイントであったのです。


今、その留萌西防波堤で過去にない異変が訪れています。

一言で言うとプリスポーン個体の急激な減少、プリスポーン個体の年齢の若年化です。

これは昨年から顕著に感じられ、今年明確に確認することが出来ました。


これは釣り具店の釣果情報、私を含めたブロガーによる情報の拡散、口コミ等による情報の拡大が生んだ釣り人の増加(週末にはあの短い防波堤に1日70人が乗るとのことです)によるプリスポーン個体の乱獲が主な原因と考えざるを得ません。


留萌西防波堤を愛するロックフィッシャーならばプリスポーン個体のオールキャッチアンドリリースが当然で暗黙の了解と思っていましたが、、先日中型の個体を釣ったロックフィッシャーが驚くような言葉を発しているのを聞き愕然としました。彼はこう言っていました「イェーイ、43?のプリママだぜ!」そして彼はその場で釣り上げたプリスポーン個体をナイフで捌き始めました。信じられない光景でした。貴重なプリスポーン個体の生命を奪い、ましてやこれから育つであろう仔魚の命も奪う。そこまでして・・・、どういった満足感が得られるのかそのパパはごめんなさい、理解できません。


今現状、留萌西防波堤のプリスポーン個体は枯渇状態にあると考えられます。


クロソイは成長が遅く50?まで成長するまで8年から12年の歳月を有するとの研究結果があります。(北海道後志沿岸におけるクロソイの年齢と成長 ; 佐々木, 正義; 蜜谷, 法行; 西内, 修一; 塩川, 文康; 高橋, 豊美 ; Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography, 68(4): 232-238 ; 2004-11  原本はこちら


今のままでは留萌西防波堤の中・大型クロソイは数年後にはいなくなるでしょう。我々ロックフィッシャーの聖地がまた一つ失わました。それも人為的行為によって。

仮に今西防波堤への船渡しを中止しても4~5年前の状態に戻るには10年から15年の歳月が掛かるでしょう。


貴重な聖地が心無い釣り人の行為によってまた一つ生まれました。自業自得と言えばそれまでですが納得できない自分がいるのも事実です。今私が必要としているのは共感をして頂ける方のお言葉です。


そこでお願いです。

この記事に共感を得られた方がいらっしゃいましたら、同様な悲劇を繰り返さないためにも、また留萌西防波堤の再生のためにも、道民の方、内地の方問わず是非facebook、Twitter等へのSNSへ拡散お願い致します。



また、


?釣り人によるゴミの投げ捨て・放置などのモラルの欠如

?割り込みなどのマナー違反

?ライフ未着用者の乗堤

?盗難被害


など今年に入り釣り人として必要なものが守られていません。上記の点は本日留萌海上保安庁へ通報致しました。来週月曜日には稚内運輸局への乗堤者のライフ義務化の要請、留萌市役所経済港湾課への報告を行います。


また、今は言葉、文章に纏まらない釣り場でのマナー・モラルの欠如により、そのパパがどれだけ不愉快な思いをしたかは後日またご報告いたします。


最後に申し訳ございません。今まで大変お世話になっていた正宝丸の斉藤船長。私は暫くは留萌に行かないことをお詫び申し上げます。



愛する留萌が復活する日までさようなら。



今年は二つのメッセージを読者の皆さんに強く伝えていきます。

?フィールドでのライフジャケットの着用。

?必要以上の魚を持ち帰らない「キャッチ&リリース」

 ※これはどうすれば皆の理解を得られるのでしょうか?

  ご意見お待ち致しております。


ロックフィッシャーとしての最低限のマナーを守っていきましょう。


でわでわ。

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