トップ画面に戻る
[長文注意] ガチムチ風日記釣り日記
menu

[長文注意] ガチムチ風日記


この記事のコメントを読む(8件)
投稿日付:12/07/09 12:51
 
コメント歓迎
「一発やっかぁ」 
スニーカーを脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれのウェーダーを整えた。
河口の前に立ち股を開く。 
 
既に体中を濡らし、俺の竿は俺のキャストを待つ。 
身体を横にして河口を見ると、水面に光を反射させ、桃源郷がそこにあった。 
「俺の竿一本の釣りだぜ」声に出していう。 
「男はやっぱトップ」 
やおらライジャケの脇から、ズルムケ状態のフィードポッパーを取り出す、手でスナップを開け、逆手でリールをこね回す。
 
「ヌリュッ、ヌチョッ、プチョッ」音が俺のオーパを更に刺激する。 
「水面たまんねぇ」扱きに合わせて、竿を上下させる。 
「男のトップにゃあこれだよ」竿先を軽くあしらい犬歩きをキメ込む。 
「スッ、スッ、スッ、スッ」水面上がきれいになり、やがて頭ん中が真っ白になる。 
「バイブ、バイブ」「ルアーの交換」 
頃合いをみてルアーケースを引き抜く。俺は自分のこの格好が好きだ。 
平和な河口にトップルアーの航跡だけが水面に残り、ぶらぶらのスナップのバックに、しずく垂らしてフィードポッパー、左手でリーダー引っ張り、右手でヌルヌルとツインパのハンドル回し。 
掌の中の竿は、日本一の伊達竿になっていた。 
「ちきしょう誰かに見せてやりテェよ」最高潮が近付くと、いつもそう思った。
リトリーブスピードをもう一段効かせ、ジャークを追加すると、男へ向かってまっしぐらだ。 
「男になってやる」「竿一本のほんまもんの男」 
「うりゃ、そりゃ」「バチュッ、ズリュッ、ブチュッ」しぶきを飛ばしながら、クライマックスを目指す。 
「たまんねぇよ」河口の奥から、激しいうねりが起こった。やがて奔流となり、俺を悩ます。 
-コレはやべぇ- -もっと釣りてぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。 
「きたっ」俺は膝を直角に曲げ、それに備える。奔流は堰を切ろうとしていた。 
「魚一匹 ! 」「ぶちっっ!!」 
荒れる水面を押し分けて、軽くなったラインがしゃくり出される。 
真っ白い時間が過ぎ、スナップごと無くなったリーダーが手元に戻る。 
 
 
 
 
長文駄文失礼しました。
 
ダービー参加者の皆様&管理者様、お疲れ様でした。
連覇のまこっさん本当におめでとうございます!
 
 
ボチボチ駄日記ぅp再開します
(^ω^)




この記事のコメントを読む(8件)

(`・ω・´)さんの他の日記を読む



----こちらの記事もどうぞ!----
トップに戻る
つりしろをもっと見る
釣行記
インプレッション
釣りコラム

チャート

よくあるお問い合わせ(FAQ) お問い合わせ(スマホ用)
「フィッシングラボ」はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
掲載の釣り情報・掲載記事・写真など、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。
Powered by 即戦力釣り情報Fishing-Labo