釣り人が気温0℃でも寒くない!防寒対策の考え方と準備の仕方(ウェア編)

今回ご紹介するのは、これからの寒い時期に対応する釣り人向け防寒対策のご紹介です。
地域は違えども、これからのシーズン寒さが身に応える季節。

2021年にさらにバージョンアップした記事は、下記。

冬の間は、「釣りをしない」という方も多いのでないのでしょうか?
昨今の世論調査だと、「冬に釣りをしない理由」としては「寒さ」が多いようです。
この釣りの一番の敵ともいえる「寒さ」。逆を言えば「寒さ」を味方にすれば、一人だけおいしい思いもできるのでないのでしょうか?
そこで、私が年々試行錯誤している防寒対策について、ご紹介したいと思います。商売ではないので、高価なものではなく実用性で選んでますよ。
(-10℃ぐらいまでの釣りでは、これで問題ないと思いますが気温0℃に耐えられるように最初は試してみるのがオススメです。)

人が冬に寒いと感じる気温の前提知識

寒いと感じるの理由としては、寒い外気が肌に触れ表面温度が低下することで寒いと感じます。
(専門的に説明すると、体温は36.5度前後の一定の範囲で安定している必要がある為、その安定が危ぶまれると「人間における体温調節の防衛本能の表れ」として「寒い」と感じます。人間は、「暑さ」より「寒さ」に敏感な生き物です。
ということは、「寒い外気」に肌が触れず、体温で体が守られている状況を作り出せばいいのです。このことを念頭に、対策を進めていきましょう!

釣り人の防寒対策の一番基本。アンダーウェア(上半身・下半身)の考え方

防寒対策を考え方としては、「肌」に近い部分から考えていきます。
初めにたどり着くのが「アンダーウェア」。(下着ではなく、下着の次に着る服です)
どんなに上着を強力にしても、ここが疎かになっていると寒さを感じてしまいます。
どんなものでもいいので、まずは上下ともアンダーウェアを着用しましょう!
ここで、私のおすすめは「スポーツタイプのアンダーウェア」です。

要は、ぴったりとした動きやすいパワーストレッチタイプ。
ルアーマンなどは、筋肉疲労を和らげる為パワーストレッチタイプを着用していますが、このタイプでプラス防寒機能が付いたものがおすすめです。

裏地が起毛していて暖かい肌触りも抜群!しかも、ストレッチタイプはゴワゴワせず動きやすい。なのでパワーストレッチタイプを上下とも着用しましょう!

防寒対策の最重要ポイント!アンダーウェアの次に着るものミドルウェア(中間着)の考え方

アンダーウェアの次に着るもの、ミドルウェア(中間着)。ここが最も重要なポイントになる。ポイントになるのが「アイテムは変えず」にシーズンやシチュレーションによって調整可能なものを用意すること。
用意するのは、「ダウン」と「フリース」です。その中でも、外せないのが「ダウン」。(安いものでも大丈夫です)

(私は、パズデザインのものを着用しています。)

「ダウン」を一番上の上着として着用する方も多いと思いますが、上着としての「ダウン」はあまり防寒対策として有効ではありません
一番覚えてもらいたいところとしては、「ダウンは肌に近いほど保温効果が上がる」という点です。

タグでダウン量を確認してみると分かりやすいです。


「ダウン」は、水鳥の羽毛ですがこのダウンが一番パフォーマンスが発揮されるのは、水鳥のように肌に接したときに保温効果があがります。
ダウンは、肌からの体温で温められて、温かい空気を含んだ状態で膨らみ外からの冷気を遮断してくれます。
この効果を最大限発揮する為に、アンダーウェアの次に着る。もしくは、通気性の良い「フリース」を着て調整するのがおすすめです。
この、状況でかなり保温効果が上がっていると思います。あと、ランガンした際にも嫌な汗が残らないのも「ダウン」がおすすめな理由の一つです。

防寒対策の為のアンダーウェアの次に着るもの(下半身)の考え方

ここは、単純です。
厚めの中綿入り(綿・ポリエステル)のズボンを履きましょう。ジーパンやフィッシングパンツなどは、お勧めできません。
特に釣りメーカーから出しているフィッシングパンツは、ほとんどが暑さ対策メインです。
寒さ対策としては、安いものでいいので厚めの中綿入り(綿・ポリエステル)のズボンを履きましょう。
いわゆる防寒対応と呼ばれるものが一番です。

釣り人目線の注目ポイントは、「防水・防風」のアウターウェア(上着)の考え方

一番上に着るアウターウェアについてです。
アンダーウェアとミドルウェアが万全であれば、アウターウェアに求める機能としては「雨・風しのげる」もので十分。
予算に余裕があれば「GORE-TEX」のものなどがいいでしょう。
基本的には、「防寒」というよりも「防水・防風」を考慮したもので、自分が好きなデザインのものでOKです。
私が使っているものをご紹介すると釣り用ウェアではなく、アウトドアブランドのウェアを使っています。


「GORE-TEX」でプラス「ベンチレーション」が付いています。

「ベンチレーション」が分からない人のために補足すると、ウェアの中の熱を逃がすためのチャックが付いているものです。
急な天候変化での湿気や動いた時の熱など、ウェアを脱がなくても逃がしてくれます。
「防水・防風」が強力なものだと、密閉が強いので「ベンチレーション」があると非常に快適です。

温度調整ができるウェアなので、ある程度温かくなったシーズンでも着用可能なところもお勧めです。

防寒対策の釣りウェアの考え方と準備の仕方の総評

ルアー中心の人、防波堤中心の人、エサ釣り中心の人など釣り方などでも、考慮するポイントは若干変わってくると思います。
あまり動かない釣りで発汗が少ないという場合は、上記のポイントで「アウターウェア」を「防寒が強い」タイプを選んでもらえるといいかもしれません。
少しでも、熱を逃がさない対策としてはそこがポイントになると思います。
皆さんそれぞれの工夫や考え方などあるかと思いますが、私が取り入れている内容も参考になるかと思います。
釣り場で寒いと感じている人は、ぜひ試してみてください。
今回は、ウェアを中心にご紹介しました。如何だったでしょうか?
次回は、指先・足元などの防寒対策についてご紹介します。

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